こんにちは編屋です( ´ ▽ ` )ノ
この「毛糸に恋した」は小説家 群ようこさんの編み物エッセイです。
最近ネットで「ニッターなら読むがよろし」というのを見て気になった本です。
この本は結構昔に刊行され、小説は平成9年に出ております。
なので今更本屋に売っているはずもなく、探すのもめんどくさいのでネットで中古を購入しました。
この群さん、なかなかコアなニッターさんなようです。知りませんでした。
そして小学生から自分のセーターを編むという編み物歴も大変長いです。
写真などはすごく時代を感じさせますが、そこは編み物なので、内容は古いも新しいもない。なかなか面白かった。
しかし、編み物をしない人は全く楽しめない内容かもしれません。
その小説の中で、ニッター仲間と語り合うというのがありまして、そこが私の中では一番面白かった。
人それぞれ編む姿勢が違うとか…
壁に寄りかかって足を投げ出して編む人、ソファに座る人、正座する人。
ちなみに私はダイニングの椅子に座って、向こう側の椅子に足を投げ出し、テレビや音楽を聴きながら編みます。
…なんだかだらしない人みたいだな( ̄ー ̄;)
だいたい考え事とかもしてる。ながら編みが得意♡
そして「編み物をする女性は、みんなサバサバしている。めめしい性格は編み物に向かない」というのが衝撃でした。
その理由は「私達のように自己流でやっていると、どうしてもあきらめないといけない部分があるから、思いきりと決断力が完成させるポイント」なんだそうです。
そうか、サバサバしてて男っぽい性格(と自分で思っている)なのに編み物だけ女っぽい趣味なのはめずらしいんじゃないかと思っていたが、そうではないらしい。
むしろこんな人が編み続けることが出来るのだと、なぜか自信に満ち溢れる私。
私の周りにはニッターがいない為、このニッター同士の話し合いは衝撃的で、アルアル話しも読んでて楽しすぎる。
私もニッター仲間で語り合いたいと思う編屋でした。
またね( ´ ▽ ` )ノ